フリーランスエンジニア

フリーランスになるときの手続き(市区町村役場)

会社員を辞めた場合、年金は厚生年金から国民年金へ、健康保険は被用者保険から国民健康保険への切り替えが必要です。 どちらも退職日翌日から14日以内に、居住する市区町村役場で手続きします。




年金の切り替え

会社員を辞めた場合、厚生年金から国民年金への切り替えは必須です。 切り替えという言葉を使用していますが、正確には「厚生年金+国民年金」の状態から「国民年金」のみの状態、つまり厚生年金がなくなる状態になります。 国民年金のみになると老後の受給年金が非常に少なくなります。老後が不安な方は厚生年金の代わりに国民年金基金や付加年金、あるいはiDeCoや小規模事業共済を検討しましょう。


持っていくもの

  • 年金手帳

  • 退職年月日がわかる書類(退職証明書や離職票など)

  • 口座振替にする場合は通帳と銀行印

  • クレジットカード納付にする場合はクレジットカード




健康保険の切り替え

健康保険の切り替えは国民健康保険へ切り替える以外にも、被用者保険の任意継続というものもあります。 任意継続は、会社で加入していた健康保険組合もしくは全国健康保険協会(協会けんぽ)に退職後でも最長2年加入できるという制度です。会社が半額負担していた支払いが全額負担となりますが、 それでも国民健康保険より安く抑えられる場合があります。 手間ではありますが、国民健康保険と任意継続のどちらが安くなるか確認してから手続きすることをおすすめします。


持っていくもの

  • 健康保険資格喪失証明書

  • 口座振替にする場合は通帳と銀行印

  • クレジットカード納付にする場合はクレジットカード




国民健康保険組合について

国民健康保険や任意継続以外の方法として、フリーランスでも加入できる国民健康保険組合があります。 国民健康保険組合には様々な団体があり、その中から自分の職種に近い団体に加入します。 残念ながら、フリーランスITエンジニアが確実に加入できる団体はありません。 Webフロントエンドエンジニアなどのデザインに携わる職種なら文芸美術国民健康保険組合に加入できるかもしれません。