ネットワークエンジニアでのフリーランスという働き方について
私は会社員からフリーランスになったネットワークエンジニアです。その経験からネットワークエンジニアがフリーランスで働くことについて記載します。 なお、私は準委任契約で働いており、請負契約で働いたことはありません。
結論から述べると、エンジニアの希望やスキルアップを考慮した業務に携わらせてくれて、十分な報酬(給与)を支払ってくれる会社に勤めている場合はフリーランスになるメリットは低いと感じます。 理由は、ネットワークエンジニアはフリーランスになっても働き方は会社員と大して変わらない(変えるのが難しい)職種だからです。
ネットワークエンジニアはオンプレ機器を扱うハードウェアありきの仕事が多く、機器の設定、検証、設置、配線など、機器があるところへ赴く必要が多いのが特徴です。 また、障害対応や夜間作業を行うこともあり、フリーランスになったからといって好きな場所や時間で働くノマドワークや100%のリモートワークは難しく、結果的にフリーランスになっても働き方は会社員と大差ありません。 働き方に大きな違いがあるとしてら、契約終了時にすぐに次の仕事を契約しなければ長期休暇が取得できるという点です。ただし、副収入がなければその期間は当然無収入になります。
そうは言っても、スキルアップにならない仕事に長期間携わさせられたり、少ない報酬に不満を持っているエンジニアはいると思います。 そのような方はフリーランスという働き方を検討するのもありだと思います。 IT業界ではフリーランスで働くということが十分浸透しています。開発系にくらべてネットワーク案件は少ないですが、ネットワークエンジニア自体がITエンジニアの中でも少ないため需要が上回っています。 気になる方は仲介エージェント会社に相談してみるのが良いでしょう。
なお、実際にフリーランスでネットワーク案件に参画する際は、企業はエンジニアに実務経験(技術力)以外にも、コミュニケーション力やプロジェクトマネージャやリーダーの経験を求める企業が多いです。 上流工程や顧客折衝の経験があったほうが仕事は得られるでしょう。