フリーランスエンジニア

フリーランスになる前に準備しておいた方が良いかもしれないこと

フリーランスになる前に購入したものも開業準備費用として経費計上できます。 名刺や印鑑を作成したり、仕事用のPCを購入した場合は、しっかり経費計上しましょう。




名刺を作る

会社員の場合、名刺は会社が用意してくれますが、フリーランスは自分で用意しなければいけません。 一般的には、業者に作成依頼、もしくは自分で作成(印刷)します。


業者に依頼するのがおすすめの人

  • 名刺交換の頻度が多い

  • 名刺の記載を頻繁に更新しない

  • 名刺素材にこだわりたい

  • 写真などをきれいに印刷したい


自分で作成するのがおすすめの人

  • 名刺交換の頻度が少ない

  • 名刺の記載を頻繁に更新する

  • レーザープリンターを所有している


業者に依頼した方が高品質の名刺が作れますが、作成枚数が最低100枚というところが多く、名刺交換の頻度が少なかったり、名刺を頻繁に更新する人は名刺が余ってしまいます。

自作の場合、インクジェットプリンターでも作成できますが、レーザープリンターを所有している場合は業者作成と遜色ない名刺を作成できます。 名刺の台紙を選ぶ際、個人的におすすめなのは、縁に切り取り点線跡が残らないタイプ且つ、名刺作成アプリが付属しているものがおすすめです。





レーザープリンターは必要か?

少数派ではありますが、取引企業によっては請求書や作業報告書等を紙で郵送することを求められます。 これらをインクジェットプリンターで印刷したものを提出することはダメという訳ではありませんが、良くはありません。 インクジェットプリンターで印刷したものは湿気や水分で文字がにじみやすかったり、年数経過で文字が薄れる場合があり、保管に向かないためです。 ただ、レーザープリンターの導入は、購入、維持費用だけではなく、設置スペースも必要です。 その上、2022年の電子帳簿保存法の改正で更に必要性が低くなるでしょう。 レーザープリンターを購入せず、印刷が必要な時はコンビニのプリントサービスを利用するのが良いのではないのかと思います。




事業印や角印を作る

フリーランスは、契約書や作業報告書、請求書に事業印や角印を押すことがありますが、これらの印鑑は必須という訳ではありません。認印でも問題ありません。 事業用印の導入メリットは、普通の認印より印鑑サイズが大きく見栄えが良くなり、取引企業からしっかりしている人物と見られるかもしれないということでしょう。






屋号を考える

屋号とは、フリーランス(個人事業主)がビジネスを営む際に用いる名称のことです。 法人の社名に相当しますが、商号登記で管理されるようなものではなく、開業届に記入するだけです。屋号が不要の人は空白のまま開業届を提出します。


屋号は商号登記のように管理されていないため、他人と重複しても問題はありませんが、 「株式会社xxx」などの法人と間違われる可能性がある名称、有名ブランド名などの商法登録されているような名称にすると問題になる場合があります。 一般的には、事業内容がわかりやすいシンプルな名称にします。


屋号に合わせたドメインを取得する場合は、ドメイン名の空き状態も調べながら屋号を決めた方が良いでしょう。 ドメイン名は早い者勝ちです。他人に取得されそうなドメイン名にしたい場合は、すぐに契約しましょう。 なお、ドメイン名は更新費用がかかります。ドメイン名を初めて取得する方は、初期費用だけでなく更新費用の確認やWhois情報公開代行申請を忘れないように注意してください。


ちなみに、銀行口座名に屋号をつけられる銀行もあります。特に楽天銀行は屋号付き口座を簡単に開設できます。