FortiGate
debug flowコマンドで処理過程を確認する
注意
debugコマンドは型番やファームウェアで異なる可能性が高いです。
FortiGate-60E(FortiOS:v5.4)で動作したコマンドを記載しております。
debugコマンドの結果はコンソール接続のみ出力されます。SSH接続では出力されません。
方法
そのまま実行すると出力結果が多すぎるため、フィルタをかけます。
debug flowを開始します。
結果出力後、debug flowを停止します。
フィルタをクリアします。
コマンド:diagnose debug flow filter [フィルタ]
コマンド例(IPアドレス10.10.10.10でフィルタをかける場合)
diagnose debug flow filter addr 10.10.10.10
diagnose debug flow trace start
末尾に数字を入れることで、出力数を制限することもできます。
diagnose debug flow trace start 10
この場合、10過程出力されると自動で停止します。
diagnose debug flow trace stop
※"Ctrl+c"でも停止できます。
diagnose debug flow filter clear
出力結果を詳しくする
事前に以下のコマンドを実行しておくと出力結果が詳しくなります。
処理過程の名称を出力したい場合
diagnose debug flow show function-name enable
ポリシーの処理過程を出力したい場合
diagnose debug flow show iprope enable